カーワックス作り2 |
カルナバロウ(カルナウバロウ)は南米ブラジル北東部に生成するヤシ科のパーム樹から採取される天然植物系ロウで現在手に入る最高の艶だしワックスであることには間違いない。しかしこれって見た事ありますか? こんな袋の外には「食品添加物」って書いてます。もちろん最高品位のカルナバNO1です。 中にはこんなフレーク状の蝋が入っていて、こんなもの塗れるのかって感じです。 今やカルナバロウの利用分野の約半分は情報記録や電子部品らしく、あとは25%食品添加物20%が化粧品となっていてカーワックス利用は少ないようです。 とにかく湯せんで溶かしてみます。そう駄目と判っていてやってみます。約80度で透明な液体に変化、その後ゆっくり冷ますと100%カルナバロウワックスの完成です。 カチンカチンのワックスになりました。 以前にカルナバ100%ワックス使用って言葉が某ペイントシーラントの取り扱い説明書に書いてあったらしいけど、こんなもの絶対に塗れないな。 次にカルナバロウを塗りやすくするために加える添加剤が必要になる訳です。 お手本のザイモールワックスは ココナッツ油・バナナ油・モンタンの天然オイルをブレンドと書いてある。 そこでカルナバロウは別として日本の気候に合った日本の素材にこだわったワックスを作りたいので、日本製の油に着目しました。 椿油は万葉の時代から髪油として扱われてきた、髪の艶出し剤です。 亜麻仁油は日本古来より絵の具・塗料に利用され、提灯や番傘の艶だし剤です。 桐油は乾燥油で柱やテーブルなどに塗って耐水性を出すものです。 テレビン油は松脂(まつやに)から得られる揮発性の精油で揮発性が高く、これで油絵などの薄め滑らかにする作用がある。 取りあえず以上のものを組み合わせてみることにしてみた。 続く |
by rauxa33
| 2006-03-17 18:33
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